こんにちは、実生と申します。
この記事では、女性に大人気の「大洞赤城神社」をご紹介したいと思います。
赤城山の大沼湖畔にたたずむ「大洞赤城神社(だいどう あかぎじんじゃ)」は、全国におよそ3,000社ある赤城神社の中でも、総本宮のひとつとされる格式高い神社です。
前橋市には同名の赤城神社がいくつかあるため間違えやすいのですが、今回ご紹介するのは、**赤城山山頂の大沼湖畔にある「大洞赤城神社」**です。
ここは、女性の願いが叶いやすい神社としても有名で、境内には数多くの神様が祀られ、それぞれの「得意技」で参拝者の願いを後押ししてくれます。
この記事では、大洞赤城神社の御利益や見どころ、そして赤城山の自然と周辺観光までご案内します。
赤城神社基本情報
住所 | 〒371-0101 前橋市富士見町赤城山4-2 |
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電話番号 | 027-287-8202 |
公式サイト | http//akagijinnjya.jp |
御祭神 | 主祭神/赤城大明神 御祭神/大国主命(おおくにぬしのみこと) 磐筒男神(いわつつおのかみ) 磐筒女神(いわつつめのかみ) 経津主神(ふつぬしのかみ) 豊城入彦命(とよきいりひこのみこと) |
相殿 | 徳川家康公(とくがわいえやすこう) 大山昨神(おおやまくいのかみ) |
御饌殿 | 大宜都比売神(おおげつひめのかみ) 保食神(うけもちのかみ) 豊受大神(とようけおおかみ) |
御酒殿 | 大物主神(おおものぬしのかみ) 豊受大神(とようけおおかみ) |
境内社 | 伊邪那岐命(いざなぎのみこと) 伊邪那美命(いざなみのみこと) 天照大御神(あまてらすおおみかみ) 月読命(つくよみのみこと) 素戔嗚尊(すさのおのみこと) 火産霊神(ほむすびのかみ) 波邇夜須毘売神(はにやすひめのかみ) 大土御祖神(おおつちみおやのかみ) 天水分神(あめのみくまりのかみ) 國水分神(くにのみくまりのかみ) 高龗神(たかおかみのかみ) 闇龗神(くらおかみのかみ) 闇御津羽神(くらみつはのかみ) 猿田毘古神(さるたひこのかみ) 大山衹神(おおやまつみのかみ) 木花之佐久夜毘売神(このはなさくやひめのかみ) 市杵嶋比売神(いちきちまひめのかみ) 建御名方神(たけみなかたのかみ) 御穂須須美命(みほすすのみこと) 速玉神(はやたまおのかみ) 事解男神(こさかおのかみ) 大雷神(おおいかづちのかみ) 久那斗神(くなとのかみ) 誉田別尊(ほんだわけのみこと) 豊木入日子命(とよきいりひこのみこと) 豊鍬入比売命(とよすきいりひめのみこと) 菅原道真公(すがわらみちざねこう) 柿本人麻呂公(かきのもとのひとまろこう) 鎌倉権五郎影政公(かまくらげんごろうまさかげこう) |
御利益 | 学業成就・必勝祈願・受験合格・良縁・縁結び ・子授け・安産・交通安全・五穀豊穣・心身健康 ・無病息災・病気平癒・商売繫盛・魔除け方位除け ・金運上昇・剣術・芸術・酒造 |
主な神事・祭事 | 卯月八日祭/湖水祭 |
営業時間 | 9~16:00 |
アクセス・電車・バス | JR前橋駅より関越交通バスにて1時間10分 |
アクセス・車 |
赤城山と大沼の自然
標高1,828mの赤城山は、いくつもの火山活動によって形成された「複成火山」。山頂には大沼(おの)という美しいカルデラ湖が広がっており、群馬県民にとっては、キャンプや合宿、ワカサギ釣りなどで親しまれてきた憩いの場です。
夏には家族連れでにぎわい、小川では子どもたちが小魚を追いかける微笑ましい光景も。ハイキングや登山道も整備され、初心者から中級者まで幅広く楽しめます。
湖に浮かぶ朱塗りの橋「啄木鳥橋(きつつきばし)
2021年晩秋の啄木鳥橋です👆この頃は通行止めですが、まだ上部の橋は架かった状態でした。
下の画像は早春の啄木鳥橋です👇確かに塗装も剝がれていますね。
本来なら「啄木鳥橋(きつつきばし)」駐車場に車を停め、この朱色の橋を渡って神社へ向かうのがおすすめルートです。
啄木鳥橋は1970年に、大沼の小島「小鳥ヶ島(ことりがしま)」に架けられた全長72m・幅2mの橋。赤城神社の社殿はこの島に建てられており、かつてはキツツキやカッコウが鳴く静かな森だったそう。
この橋を渡ると、湖の上を歩くような不思議な感覚に包まれ、参拝の気持ちが一層引き締まります。
現在は老朽化のため通行止めとなっており、橋は撤去されています(2022年7月時点)。再建時期は未定ですが、完成すれば再び心に残る参拝体験ができることでしょう。
工事中のこの状態を見れるのも貴重な経験ですね。
こちらの写真の一年後 ↓ 橋の向こう岸は「小鳥が島」です。
こちらが2025年7月の啄木鳥橋の様子です。

現在の参拝ルートと境内のようす
橋が使えないため、現在は「赤城神社参拝者駐車場」からのルートが主流です。
湖を眺めながら歩いても10分ほど。裏手の脇道を通って境内へ向かいます。
途中には、巨石をくり抜いた迫力ある手水舎が。
「白龍さん、お久しぶりです」と語りかけたくなるような、水の神様の気配が漂う清らかな場所です。
拝殿は明るい朱色で、青空によく映える美しさ。湖の水辺と神社の赤が織りなすコントラストが印象的です。
赤城神社の御祭神と御利益
神社の扁額には「赤城大明神」の名が掲げられています。これは、赤城山・大沼・小沼の神々、そして龍神・菩薩を総称したもの。
赤城大明神は、古事記や日本書紀に登場する以前から信仰されていたとされる、自然の力を象徴する女神様です。
🌸 主なご利益
女性の開運(恋愛・子授け・子育て)
縁結び・家庭円満
農業・漁業・水と風の守護
病気平癒・厄除け
武道・勝利・平和祈願
🌸 主な御祭神とその「得意技」
神様名 | ご神徳・特徴 |
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赤城大明神(赤城姫・龍神・千手観音) | 女性の願いを叶える。水・風・自然の守護。 |
大国主命 | 国づくり、子孫繁栄、縁結び、厄除け。 |
磐筒男神・磐筒女神 | 岩・土の神。農業・鉱業・剣術守護。 |
経津主神 | 武道・規律・正義の神。 |
豊城入彦命 | 東国を治めた武神。平和と勝利をもたらす。 |
また、大沼・小沼・地蔵岳の三所にそれぞれ神様が祀られており、これを「赤城三所明神」と呼びます。仏教的な本地仏との結びつきもあり、神仏習合の名残も感じられる信仰空間です。
なぜ“女性の願いが叶う神社”と呼ばれるのか?
女神である赤城大明神に加え、境内には多くの神様が祀られており、まるで神様の学校のような賑やかさ。
それぞれが得意とするご利益を授けてくれるため、自然と「願いが叶いやすい神社」として評判に。
とくに、赤城姫が龍神に変化したという伝承や、千手観音のような「すべてを受けとめる存在」が祀られていることで、女性の願いとの相性がとても良いのです。
恋愛成就から子育ての守護まで、まさに**“女性の味方”の神社**として、多くの方が訪れています。
結びに
湖に浮かぶ赤い社殿。朱色の橋の記憶。そっと佇む白龍と、小鳥たちの声。
赤城山の自然とともに、ここには祈りと願いが静かに息づいています。
大洞赤城神社は、自然の力と神々の気配を感じる“女性に優しい”パワースポット。
心を整えたいとき、人生の転機を迎えるとき――ぜひ訪れてみてください。

