こんにちは!実生mioと申します。
こちらは、渡良瀬川と桐生川の二つの清流に囲まれ、絹織物で栄えた歴史深い里山
自然豊かな群馬県桐生市の新緑と紅葉の名所です。
- 床に季節のもみじを写して楽しむ
【法徳寺】の「秋の床もみじ」 - 渡良瀬川の雄大な渓谷と
紅葉を堪能できる高津戸狭
などお寺と清流でリフレッシュできるお散歩コースを紹介したいと思います。
お部屋の雰囲気を変えてみませんか?
【観葉植物|AND PLANTS】
宝徳寺【秋の床もみじ】
宝徳寺の魅力と感想です。
- 五月、青く柔らかなもみじがそよ風に揺れ、木陰には気高く咲き誇る牡丹、そしてコロンとしたお地蔵様。
カラカラと回る無数の風車で日々の煩悩が洗われるようです。 - 十一月、赤城山の冷たい風が葉を赤く染めて行きます。
でも今年は例年より暖かく、ゆっくりと色付き長く楽しませてくれました。 - 御朱印など、御住職の絵心が発揮された作品で、御住職が描き続ける限り収集に終わりはありません。
お地蔵様の画や龍神の画など種類が豊富。 - 床もみじが本当に素晴らしいです。
庭園での写真撮影が目的の方もいるくらい心地よい小径です。
拝観料が少々お高いですが見る価値があります。(1200円)
今回は駐車場が満車なので、少し離れたところからシャトルバスの送迎を利用させて頂きました。
宝徳寺さんの石灯籠やお地蔵様の素材が他の神社仏閣のそれとは異なり、焼き物のようなお色です。
お地蔵様の表情も可愛らしく、誰もが写真撮影に夢中に♡
こちらは床もみじが開催されているお堂です。
不思議な事に、お寺さんですがお線香の香りはしません。
住職様が芸術家らしいので庭園にも和と洋にオリジナリティも加わり、伝統ばかりを重んじない雰囲気が魅力です。
敷地は広くないのですが工夫されていて庭園の技術が匠の技です。
アンブレラスカイ♡今年は流行りました!
今回も鐘を突かせていただきました!一打100円です。
砂紋は三途の川を意味するそうですが、ハート♡なのでピンク色の水が流れているはず。
こちらが床もみじでございます。
水面下に広がる世界はどこまでも深く果てしなく見えます。
イベント中は屋台も出ています。
桐生市ご当地グルメ
桐生名物伝統の郷土料理
- ひもかわうどん(幅広く平たく、通常よりツルツル感がある麺)
- ぎゅうてん(小麦粉・キャベツ・ねぎなどを混ぜて焼いたもの)
- ソースカツ丼
- コロリンシュウマイ(ジャガイモ・タマネギ・馬鈴薯デンプンを丸めて蒸かしたもの)
- ポテト入り焼きそば(蒸かしたジャガイモ入り)
ダ・マキさんは群馬県で初めてのナポリピッツアのお店です。(予約可)
食材や調理法のこだわりと愛情を感じる料理で、本場イタリアナポリのピザやパスタなどを堪能できます。
桐生市はカフェもたくさんあります。
レンガさんは大正9年、工場として建てられ平成20年にパン屋さんとして生まれ変わりました。
イギリス積みの赤レンガの建物は、当時の日本人が大正浪漫の文化と先進的な日本の未来への憧れを抱いてテキパキと働いている光景が見えるようです。
高津戸狭散策コースの回り方
宝徳寺から約5㎞ほどで雄大な景色を誇る高津戸狭に到着します。
ここで大切なのは遊歩道をはねたき橋方面から歩くか、高津戸橋方面から歩くかです。
上記地図のPはねたき広場から時計回りに歩くことをお勧めします。
理由は「その方が下りが多く楽だから」です。
どちらもアップダウンはあるのですが、階段の数など時計回りの方が楽に感じました。
はねたき道了尊
はねたき橋の手前に、まるで門番のように佇むこちらのお方は「はねた瀧道了尊」です。
大きな赤い下駄の横に、天狗のような不動明王が縄と棒を持って白狐に乗っていらっしゃいます。
はね瀧道了尊
道了尊信仰は、ここ大間々独自の信仰の一つです。
その信仰は古く、250年以上も昔から続いており、地元民からは「どうりゅうさん」の呼び名で親しまれております。
はね瀧道了尊のお姿は、願主のもとに何よりも速く駆け付ける白狐の背に乗り、右手には、子どもの心に宿ろうとする悪鬼を懲らしめる為のねじり木を持っています。
道了尊信仰は、子どものねじれた性格を真っ直ぐに立ち直らせる事をその信仰の目的としています。子どもに対する親の想いがその信仰の中心となっています。
お参りの仕方は、親子で道了様を参拝し、ねじり木を一本持ち帰る。そのねじり木を家の清浄なる場所に祀り、朝夕ねじれた性格(非行)から立ち直ってもらいたいと念ずる。
その後道了様の霊験によりみごと立ち直った方は、お礼の参拝をする時、感謝の意を込め、ねじり木を二本にしてお供えします。
子どもがまっすぐに育ってほしいと思うのは、全ての親の願いです。その願いを聞き入れて下さる道了尊を、今一度お迎え致しました。また、道了尊の霊験は、開運、家内安全、交通安全等様々なお願いにも有効です。
はねたき橋
高津戸狭に架かる歩行者用の橋で、全長120メートル、高さは…?100メートルくらい?
下を覗くと足がすくんでしまうので写真を撮るのは一瞬で終わらせます(>_<!)
この場所は噂では自殺の名所や心霊スポットとも言われています。
下を見るだけでもこんなに恐怖なのに身を投じるということは、生きている方が苦しく自分を消滅させてしまいたい気持ちにかられてのこと。
川の中の水の神様が、苦しみを海の底まで運んでくれて、もう天国に旅立たれていらっしゃるでしょう。
私は何度も訪れていますが特に気持の悪い感じはなく清々しい散歩コースになっていますのでご安心ください。
上の画像の岩の人工的な部分は、昔のお城【高津戸城・1097~1104年】の名残りでしょうか?
上の画像の人だかりはポートホール(甌穴おうけつ)という水流による浸食の【かめ穴】がある地帯です。
岩に丸い穴が開いていればポートホールです。
500メートル先にある赤い橋が高津戸橋です。
これからはねたき橋の向こう側にある高津戸ダムを見に行き、遊歩道を500メートルほど歩いて高津戸橋を渡ります。
高津戸ダム
高津戸狭の上流になる発電用の小さなダムです。
水面に鏡のように紅葉が映し出され美しい部分と、葉などの浮いたゴミが溜まった部分がある景観です。
ダムから階段を下ると高津戸狭の500メートルしかない遊歩道ですがアップダウンが激しいので妊婦さん、高齢者その他自信のない方にはおすすめしません。
短いのでゆっくりと苦しくない程度に進んで良いと思います。
こちらからの遊歩道のほうが登り坂が少ないのか楽に感じます。
高津戸橋
高津戸橋から見るはねたき橋と、奥には赤城山が見えました。
ながめ公園
橋を渡った先のながめ公園では菊祭りが開催されていました。
菊祭りの期間は入園料400円ですが、普段は無料で入れます。
名前の通り、この公園から眺める高津戸狭も素晴らしいのです。
さらに進むと三つ巴の【郷社神明宮】と書いてある神社が見えてきます。
大間々神明宮
郷社神明宮(大間々神明宮)
所在地 | 群馬県みどり市大間々町大間々2245 |
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御祭神 | オオヒルメノミコト(天照大御神) トヨウケヒメノカミ |
御朱印受付 | 9~17時 |
御利益 | 五穀豊穣・産業復興・疫病退散 他 |
こちらの神明造りの社殿は
平成12年5月21日・国内産檜を用いて完成
なぜここの高津戸狭に「神宮」なのかと思い、御由緒の記載された案内板を読むと、
「この辺りで伊勢神宮の御厨(みくりや)か大蔵保(おおくらほ)と思われる田畑の痕跡や、境内地からは多くの縄文式土器や弥生式土器・たたらの鉱滓(こうさい)が出土したため」
と書かれていました。
(伊勢神宮は三重県なので、ここから500㎞以上も離れているのです。)
今から676年前の1347年、天照大御神を祀る神社が建立され、368年後に外宮豊受大神の分霊を迎えましたが、度重なる火災や大恐慌、終戦の混乱などでなかなか存続に困難だったようです。
後に、鎮座650年の中興遷座(ちゅうこうせんざ)400年の記念事業として、多くの崇拝者の御寄進により平成12年にこちらの社殿が完成したそうです。
ところで、桐生市周辺の織物産業の歴史は、平安時代にまでさかのぼります。
江戸時代には米や織物などを渡良瀬川の水運を利用して江戸まで運んでいたそうです。
更に江戸から大阪までも海路を利用していました。
陸路は値段も高く時間もかかるので水運が使われていましたが、水運には危険も伴いそれもやはり大変だったようです。
この地域に残る伊勢の御厨の痕跡は確かにあったことだと、現代の私たちの想像力では信じられないことでも昔の方は形にしたのだと思います。
社殿の脇にはお稲荷様
お稲荷様の横には何やら小径が手招きしています。
はねたき橋に続いている小径と書いてあります。
トトロの森に行けそうなので危うく吸い込まれそうになり、もう一周するところでした(^^)
鳥居の間から天照大御神が♡
境内に八坂神社の末社があり、8月に行われる「大間々祇園祭り」は、上州三大祇園祭りと言われているそうです。
むすび
秋晴れの日、もみじがたくさん見れる宝徳寺、そして雄大な清流の高津戸狭めぐりでとても良い一日を過ごしました。
訪れる度に新しい発見があるので次回も楽しみです。
それでは、ここまで読んで下さりありがとうございました。
あなた様も、ぜひ遊びに来てくださいね♡
実生mio