産泰神社
Santai-Shrine
群馬県前橋市大屋町に鎮座する産泰神社は、古代からの篤い信仰が途絶えず、安産・子育ての御利益から妊婦さんに大人気の神社です。
こんにちは!群馬県在住の主婦、実生mioと申します。
こちらでは、安産・子育ての神様、木花佐久夜毘売(コノハナサクヤヒメ)のお話や、産泰神社の見どころなどを御眷属のガイドと一緒にご案内いたします。
あなたは安産祈願や七五三など、子育てに関する神社をお探しですか?
- 産泰神社ってどんな神社なのかな?
- 戌の日って何?どうすればいいの?
- 七五三はいつどうやってやるの?
妊娠をすると必ずこの様な時が来ますよね?
世話好きのご両親がそばにいらっしゃる方は色々と教えて頂けますが、なかなかそうもいかないのです。
口を出したくても出せない場合もあるのです。
このブログではその様な悩みの解決や、産泰神社の魅力などをお話します。
産泰神社の起源は13万年前・安産子育ての神社
御由緒
前橋市の東部に鎮座し、安産・子育ての守護神として関東一円から参拝者が訪れます。
社伝志故事録は小田原北条の乱に焼滅してしまいましたが、本殿の裏には約十三万年前に赤城山の石山なだれにより出現したと言われる磐座があり、原子古代から信仰の土地であったことが推測されています。
本殿、幣殿、拝殿、神門はいずれも江戸後期の建立になるが、建物を飾る彫刻や天井絵は、当時の特徴をよく表している。
また、産泰神社八稜鏡(はちりょうきょう)は前橋市指定重要文化財に、産泰神社太々神楽(だいだいかぐら)は前橋市指定重要無形民俗文化財に指定されている。
基本情報
所在地 | 〒379-2102 群馬県前橋市下大屋町569 |
電話番号 | 027-268-1161 |
公式サイト | https://www.santai-jinja.jp |
御祭神 | 主祭神 木花佐久夜毘売命 このはなさくやひめのみこと大山祇神社 大山祇命(おおやまつみのみこと) 絹笠神社 和久産業日命(わくむすびのみこと) 秋葉神社 火産霊命(ほむすびのみこと) 愛宕神社 火産霊神(ほむすびのかみ) 日枝神社 大山咋命(おおやまくいのみこと) 稲荷神社 宇迦之御魂(うかのみたま) 二柱神社 伊邪那岐命・伊邪那美命(いざなぎのみこと・いざなみのみこと) 厳島神社 市杵島姫命(いちきしまひめのみこと) 菅原神社 菅原道真命(すがわらみざねのみこと) 大国神社 大国主命(おおくにぬしのみこと) |
御眷属・神使 | 狛犬 |
御利益 | 子宝・安産・子育て・交通安全・家内安全・商売繫盛 |
主な神事・祭事 | 1月1日 歳旦祭 4月18日 例祭 7月28日 八坂祭 10月~11月 七五三祭 |
営業時間 | 9:00~16:30 |
駐車場 | 200台 |
アクセス
北関東自動車道
波志江PA(スマートIC)より10分
産泰神社の見どころ
敷地面積が広くないですが、小さなお子さん連れには調度良い広さです。
見どころ
- 社殿の彫刻
- 安産抜けびしゃく
- 安産・子育て戌
- 安産胎内くぐり
祈禱殿~社殿
こちらの祈禱殿はユニバーサル機能が充実していますので赤ちゃんからお年寄りの方まで安心してご祈禱を受けることが出来ます。
また、御朱印や御守りなどはこちらでも頂けます。
エアコン完備・バリアフリー・授乳室
オムツ交換台・待合室・特別室
通常、多くの神社では御祈禱を受ける時は外で順番を待ちます。
お手洗いが遠い、オムツ交換は車に戻る、寒い、暑い…など
いつもより早く起こされて不機嫌な子供さんがほとんどです。
こちらの祈禱殿はそんなストレスはないので有難いです。
石造りの神明鳥居をくぐると随神門が構えており、石段から登って来ると更に大きく感じますね。
こちらの随神門は本殿建立より遅れること七十年の後に建立され、県指定重要文化財に指定されています。
他の建物と違い白木の作りになっているところにぬくもりを感じます。
随神門の左右に安置されている矢大神は、左側の方は若く左大神と言い右側の方は年配で右大神と言います。
(お供え物の味見だよ、うめえ~!)
そうではなく、左右に設置されているこのような建造物の右側は口を開け、左側は口を結んでいるそうです。
阿吽の呼吸(あうんの呼吸)という言葉はこのことです。
阿吽・・・阿➡開ける
阿吽・・・吽➡閉じる
力比べでしょうか?随身門を持ち上げています。
このような彫刻が施されていると神社ファンとしてはこの彫刻の周りをクルクル回ったり、写真を撮ったりとなかなか先に進みません(*^^*)
権現づくりの社殿(本殿・幣殿・拝殿・神門)及び境内地は県の重要文化財に指定されています。
社殿が見えて参りました。
本殿をはじめ、こちらの見どころは何と言っても木の彫刻です。
それぞれの彫刻にはストーリーがあり意味教訓が込められています。
幣殿・本殿
手水舎
男梅のような勇ましい岩が竹筒から水をチョロチョロ吹き出しています。
なんだか辛そうです。
狛犬
綺麗な狛犬さんです。
矢大神と同様、左側の狛犬の口は閉じ、右側の狛犬の口は開いています。
やはり阿吽の呼吸で神様を御守りしているのですね。
子供の狛犬さんを踏んずけているのではありません。
蹴鞠をして遊んであげているのです。
安産祈願の御祈祷
安産祈願をする日は一般的には妊娠5ヶ月目の最初の戌の日と言われ、この日を帯祝いと言い、妊娠期間中の安全と母子共の無事を祈願します。
犬はお産が軽い事からきており、犬は安産の守り神と言われ、戌の日は干支の順番なので必ず12日に一度巡って来ます。
腹帯は持参してもよいそうなので好きなタイプのもの(妊婦帯・腹巻・妊婦ベルト)を購入し、新品のものを持参して一緒に御祈禱して頂きます。
初穂料は5000円・8000円です。
安産のパワースポット
安産抜けびしゃく
“安産抜けびしゃく”
この底の抜けた柄杓で水をくむと水はスーッとぬけてしまう事から、それくらい楽にお産が出来るようにと願ったものです。
やり方➡願いを込めて3回水をくむ
一、右手で妊娠期間中の無事を祈り水をくむ
二、左手で無事出産を願い水をくむ
三、右手で母子安泰を願い水をくむ
安産子育て戌
子育て戌の周りにぐるりと干支の書いた玉があります。
お戌様の背後にたくさんの絵馬が掲げられています。
ここの戌たちが神様に届けるんじゃ。
こちらの絵馬は→絵戌ですが(*^^*)
金刀比羅宮
御利益は家内安全・運気上昇
金比羅宮の敷地には9社もの神社と七福神の祠があります。
鎮守の森とは、神社などで周りを森林で囲むように作られた森の事で杜とも書きます。
安産胎内くぐり
約13万年前に赤城山で発生した“石山土石なだれ”により出現した岩で、古代より神々が鎮まる磐座として信仰されていました。
上と下に”胎内くぐり”という岩があり、妊婦さんがくぐれば安産になると言われています。
安産守り一式 初穂料3000円
こちらの安産御守りセットは初穂料が3000円でこんなに色々入っています。
プレゼントをしても、されても嬉しいですね。
お礼・お宮参り
赤ちゃんを出産されましたら、赤ちゃんが無事に生まれた報告と、これからの健やかな成長を願ってお参りし、ご祈禱を受けます。
初穂料は5000円~です。
七五三参り
七五三参りはなぜするのかはご存知でしょうか?
平安時代から始まったそうです。
3歳に髪置き(かみおき)、5歳に袴着(はかまぎ)、7歳に帯解き(おびとき)の儀式があり、すべてここまで無事に成長できたことを感謝して行われていました。
七五三の儀式をするかしないかで何かが変わる訳ではありませんが、小さい子供は危険なことも多く、神様に見守っていてほしいと願う親心から現代まで続いているのです。
3歳は女児、5歳は男児、7歳は女児と、男の子は1回女の子は2回ありますが、昔は3歳は男の子もやっていたそうです。
七五三参りは11月15日から、1ヶ月くらいの間とされています。
季節も調度よく爽やかな秋晴れの中での参拝となる事でしょう。
満年齢でお参りするか、数え年でお参りするか?
という問題では、こちらもどちらでも良いとされています。
初穂料は5000~です。
産泰神社・結び
- 産泰神社の守護神は木花佐久夜毘売命であり、どんな悪状況でも乗り越えられる強さと愛に溢れた女神の象徴である事から、安産・子育ての神社として有名です。
- またパワースポットである巨岩が13万年前から鎮座し信仰の対象であったことも心を惹かれるいわれでしょう。
- 産泰神社の祈禱殿は他にはない快適空間があり小さなお子様連れには魅力的でしょう。
神社内の空気は澄み、日差しが明るく光輝いて見えます。
記念写真を撮ると明るく写りますよ(*^^*)
御祈禱を受けるかどうか迷われている方には、受けられることをお勧めします。
御祈禱は慣れないことでかた苦しく感じますが、貴重な日本の文化の一つです。
神主さんの着ている装束、祝詞、太鼓、鈴の音、玉串の捧げ方などを経験できる貴重なチャンスなのです。
木花佐久夜毘売命の切り絵御朱印です。
普通の御朱印より大きいので御朱印帳には貼れません。
額に入れたり、台紙に貼ったりして飾ります(^^)
ここまで読んで下さりありがとうございました。
産泰神社の神様に見守られ家内安泰、健康長寿、お子様の無病息災のご成長を願っています。
実生mio